ヘッドフォンが爆音過ぎて 君のこと思い出せないよ
あの日から、一年が経ちました。
ライブの発表の時、わたしは売店の前の自販機にいて、文字を追って確認して、情報をのみこんだあとに、思い切り叫んで、涙目になった。こんなにはやく夢が叶っていいのかよ!とも思ったし、好きになるのがもっと遅くなくてよかった!とも、思った。
チケットは、そりゃあたくさん買いました。結局、10枚だったのかな?自分の分も含めフォロワさんはもちろん、初めての友達にも売りつけて(笑)まわりからは「おめでとう!」「ご祝儀だ、行ってやる!」などと嬉しい言葉を投げかけられたの、今でも覚えてる。その日までのドキドキはすさまじかった。
当日のドキドキは、もはや発作レベルだった。同年代組とさわやかに行って、カフェで駄弁りながら、テンションがおかしくなっているわたしをあしらってくれた。(ちなみに地下道に降りていく昨日弾き語りだった飯田さんと荒井さんを見かけて、またテンション壊れた)差し入れは、例のごとく静岡麦酒を持って行ったんだったな。(地ビールを褒めながら、受け取ってくれたのが中川さんなの、まだ覚えてる)
セトリがまたとんでもなくて。ある意味ツアーではあったから、実は始まりの曲は知ってたんだけど、そこからの流れたるや。特に、バイタルサインからのシンメトリズム、第12感が本当に。バイタルサインなんて、ギターのピー音が鳴った瞬間、泣けたもんね。
ちなみに、本編最後の曲である西南西の虹は、涙を堪えるはめになった。死因が多幸感になることってあるのだろうかと思った。終わっちゃうことがこんなに嫌だったことって、今まであったか。
アンコールは、飯田さんと荒井さんが出てきて、弾き語りしてくれて。涙のキッスをニコニコしながら袖で、わたしの差し入れを飲みながら見てる三島さん見て、また泣けて。
その後にやった最後の曲、AMK HOLLICで号泣するファンなんて気持ち悪すぎますから。終演後、柵にしがみついて泣いた記憶ある。ドン引き。
出待ちはしない主義なのに、この日はしてしまいそうになって、ハコ前で友達と話してた。我に返って、ちゃんと帰ったけど!でも、突然発表された後日の金山での弾き語りに行って、お礼は伝えた(笑)
というわけで。一年前のことをここまで鮮明に思い出せることってあります?わたしはね、常に記憶喪失な人間だから、なかった。そこも感謝している。一日一日に、意味を与えてくれてありがとうって。ライブってすごいよ、気持ちが、心が、動くんだから。
奇遇にも、今日で一年、かつ、別の好きなバンドの新譜発売だったこともあって。語りたがりを発動。
これからもステージの上で待っていてください。またライブに行きます。行けるだけ、行きます。ずっと好きでいさせてください。これからも素晴らしい景色を、何度でも、見せてください。
好きなバンド、みんなに思ってること。そう思えるバンドが、わたしは好き。