青の味方

ゆるゆる遠征芸人のこじらせた思考回路

起死回生の合図を僕にくれ

 

笑顔がいちばんだなと思う。

遠征先でイベントコーナーの短冊やら寄せ書き的なものに出会う度に「毎日笑って過ごせますように」と書く程度には重症だったわけだけど、今でもその気持ちは相変わらずで。

 

突然どうしたよおまえと思いますか。いやあ、ある写真のいい笑顔っぷりたるや。あんなの見たら、そりゃあ、心の底から嬉しくなります。

 

だって、好きな人(広義の意味)には、いつも笑っていてほしいものじゃないですか。ちなみに、ふにゃーって目が線になってしまうような笑顔と、歯を見せて笑うニカッと思いきりのいい笑顔が好きで、それを見てはわたしも笑顔になる。笑顔の理由に多少なりとも自分の存在があったら、これほど嬉しいことはないなと思うし、そんな風なファンでいたいとも思う。

 

もちろんどんなファンが、正しくて間違っていて、良くて悪くて、有害か無害かなんて誰にも決められることでもないから、自分で決めるしかないんだけど。正しさは救ってくれないから嫌いだ。害かどうかも興味はない。誰かの話は聞きたくない。わたしは、「あなたにとって」の「良い」でありたい。

 

お金を払って、音源を買って、ライブに行って、グッズを買う。ときどき差し入れもするし、お手紙も書くし、物販にいらっしゃったら「今日のライブも最高でした!ありがとうございました!」って伝える。出待ちはしない。なるべくはやく帰る。それだけ。

ただお金を払っているからには、文句も言うし、指摘もするし、ぜんぶいいよいいよなんて言ってはあげられない。だって、そんなの優しいんじゃなくて、甘やかしてるだけだって思うから。

 

たまに感情的な自分に、いい加減落ち着けよ大人になれよと思うけど、そもそもそうなれていたらきっとライブに行っていない気がする。そんなわけで、感情のままに今日もライブの日程を組む。

 

わたしは、ライブに行ったって明日を生きる活力にはならない。本数の多さなんて関係なくて、一本のライブそのものを大事に出来た方がいいって、その通りです。……ただ本数が多いからって一本一本ないがしろにしてるなんて、外野に言われたくないんだなあ。

 

わたしは、明日どころか今日までを生きる活力にするだけで精一杯なんだ、ごめんな。

それを誰か笑えるかい

 

ねむい。

 

ここ最近、遠征にしろ働くにしろどこかに出てばかりだったから、まとまった休みがあると気が抜けるのか、眠くなる。具合もなんとなく悪くなる。

 

健やかに生きていくって難しいなあ。

 

そう言えば、自ら望んで、いくつかのライブに行くことをやめて、チケットを譲った。中にはフェスも含まれていて、おまえ来ねーのかよ!って思われそうだし、自分でも行かねーのかよ!って思いそうだし、でも、なんというか、選ぶことができてどこかで安心している自分もいる。

 

このままいい距離感になったらいい。そんな風になりたい。

 

だって、ずっと好きでいたいのは、本当なんだ。

夢が夢で終わるのが嫌なだけ

 

好きなものに出会うと、たいてい真っ先に思うことが「とっとと売れますように」だったりする。

それは本屋だったり、レコード屋だったり。場所も時間も問わない。もちろん売れることがすべてでは決してないけど、売れるとしあわせなことが多いと教えてもらったからだ。

 

そりゃあそうだ。なにかをつくるひとは、たくさんの人に届けたいと思って、活動してる。結果として、なにかしらの形で数字は届いた証だ。どんな届き方をしたかなんて、知る由はないけれど。そして、売上があれば、また次が生まれる。作者は命を延ばす。売上がすべてではないけれど、お金があれば制限も減る。選択肢があるってことは素晴らしいことだと思う。例えば、同じ答えを選んだとしてたくさんの中から選ばれたものは、たったひとつでしかなかったものと同義かというと、そんなことはない。きちんと過程があるだけの価値が備わってると思う。だから、選ばれた答えはきっと納得いくもので、きっといつもより正しくて、素敵なのだと、思う。

 

また、作品を創り出す欲求があること自体が才能を持っているということだとも、教わった。どれほどの人がその才能を殺さずに、うまいこと生かしているのかは分からないけれど。でも、少なくともうまく生かそうとしているひとたちの努力は、やっぱり報われて欲しいと願う。どんな風に報われることが、その人にとって本当にしあわせなのかはわたしには分からない。だけど、どうしても「売れろ」と思わずにはいられない。わたしをしあわせにしてくれたあなたにはしあわせになってほしいし、必要としているのにまだ出会えていない誰かをしあわせにしてほしい。だから「届け」と思う。

 

 

ちなみに、わたしがセブンティーンで叶えた夢は、立った夢のスタートラインは、いまもまだ続いていて夢は夢のまま、けれど、まだまだ一緒に走ってもらおうと思う。

神様にも渡すもんか

 

大好きなバンドが、いる。

 

わたしが初めてそのバンドと出会ったのは、YouTubeだった。ライブでこの曲を聴いてみたいと思った。すぐさまスケジュールを確認して、予定のついでに行けるライブを見つけて、行くことにした。

 

それまでにライブに行ったことはあったけど、ライブハウス、つまりハコでのライブ初めてで、(厳密に言うと初めてではないのだけど)さすがに150キャパは初めてで、緊張しながら向かった覚えがある。

 

その日の夜は、かっこよさにあてられてとんでもないものを見てしまったと思った。また見たいとも思った。次はいつ行けるか、すぐにスケジュールを確認した。

そこから月1で行くようになり、月2になり、近場から離れ、遠征も始め、気づけば毎週のようにライブに行った。もちろんそのバンドだけではなくて、他のバンドのライブも行った。でも、圧倒的にそのバンドが多かった。

好きな人、というと、なんだか大袈裟なのだけど、バンドの中でも好きなメンバーがいた。ある曲を聴いて、なんてかっこいいんだろう、と思ったら最後だった。どうにもこうにも歌詞をかくひとによわい。わたしにとっては、そのバンドの世界観をつくる中心人物だから。(だから、以前までは世界観そのものであるギターボーカルばかりが好きだった。一般的!)

 

あとは、なにをどうこじらせたのかは覚えていない。でも、とにかく好きだった。ライブの間だけ、目の前のことだけ想っていればいい時間だったから。

そうして、ライブに行ければしあわせだったはずなのに、いつの間にか行けるライブを探すことが刷り込まれた。場所は問わなくなった。チケットの買い方も覚えた。一緒にライブを楽しめるようなひとともたくさん出会えた。ライブだけじゃなくて、前後の楽しみ方も好き勝手にできるようになってしまった。……人間関係を築くの下手くそになったろうなと思う。スケジュールや金銭面で危なっかしいことも、数える程度にはあったけど、もちろん行けば必ず満たされたから、やめられなくなった。

 

ニ年が経った。

同じくらい好きなバンドがまだいなかったから、予定はすべてそのバンドを優先していた。でも、変化があったのは、もちろんそのバンドを見に行ったフェスからだった。

改めていろんなバンドを見たときに、わたし、ちゃんと好きなバンド、他にもあるんだって、やっと思えた。

ワンマンも行ったことあるバンド、そうだよね、しあわせな空間だったのちゃんと覚えてる。今度そのバンドと対バンするバンド、知らなかったけど好きなバンドが好きなバンドだ、間違いはない。周りの人から教えてもらって音源だけ聴いて気になってたバンド、ちゃんと長尺で見てみたいな。

 

それだけじゃないけど、それだけで、そこからはストンとなにかが抜けたように落ち着いて。チケット押さえすぎたスケジュール帳を見て、笑ってる。でも、笑っちゃうほど、いま、楽だ。

好きな気持ちにもう縛られてなくて。身軽だと身動き取れるんだって、当たり前のことを実感してる。よかった。

 

つまり。

あーもう、なんの話かわかんないから、おわり。

 

ハイエースでデートに行こうぜ

 

遠征芸人は常々いろんなものが必要なわけですが、代表格として時間、体力、お金が必要になります。好きという欲望を満たすため、厳しい戦いが繰り広げられる……

 

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ここ2年程度で、ライブを目的として日本各地行くようになった。

遠征を始めたきっかけは、オフの日に好きなバンドのライブレポが流れてきて、すさまじく聴きたい曲が入ったセトリだったから。こんな思いするくらいなら行けばよかったって。

当初はとんでもない遠征の仕方をしていたのも懐かしい。生まれて初めて東名阪を回った時は、普通に新幹線なんて使ってた。途中の移動をバスにするだけで、値段の安さや意外とキツくない!なんて感動してた。ちなみに、当時は3月の話だった。大阪へ新幹線で移動、友達の家に泊めてもらう、次の日大阪から名古屋へバスで。名古屋からは鈍行で帰る。東京はどちらも青春18切符を使った記憶。宿もカプセルホテルじゃなくて、4000円しないくらいのビジネスホテルに泊まってたはず。

 

遠征の醍醐味は、ライブって「生きてる」んだなと実感するところ。地域によってもハコによっても違うものになる。わたしは、関西で見るライブが好き。大阪はやっぱり熱いし、京都や神戸も品がいいのに強い感じ?なんていうの?とにかく、いい思い出ばっかりだから。でも、バンドマンがちゃんとやってるっぽさがある東京も好きだし、ちょっと雑多な名古屋の感じも時には好き。地方は回数が少ないながら思い入れもあるのか、また違った表情が見れてもっと好き。もともと旅行が好きで、というか逃げたい願望が強いから、こうなったところはある。

 

 

長い前置きは置いといて、長い本編に参ります。あ、役に立つ部分はないので期待せず。

 

東名阪から。

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東京は、基本的に鈍行で行くことが多め。バスは使わない。(名古屋東京間の夜行バスは使ったことあり)

宿は、ほとんど女性専用フロアのあるカプセルホテル。時代のおかげで選択肢が増えてきたのか、探せば意外とある。2500円から3500円程度。ライブが連チャンじゃない時は、友達の家に泊めてもらうことも。

都内の場合は、終電も余裕だけど、台場や新木場の場合は、路線を考えて出やすいところに泊まった方が、次の日のことも考えたら便利かも。そのくせ、こないだ東雲に泊まった。

横浜は、実はライブで行ったことはないのだけど、ビジネスホテルが高めなイメージ。なので、値段の安さを選んでホステル(わたしは利用したことない)か、諦めて3500円からのビジネスホテルを。

 

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名古屋は、基本的に鈍行で日帰りが多い。泊まるにしても友達の家。感覚としてあまり遠征感はないけど、夕方まで予定があったら、開演に間に合うようなとこでもないって思うと遠征感でる。

地下鉄の初乗りが200円はちょっと解せぬ。でも、東山線の駅名でハコの名前を思い出すくらいには、いいハコだらけ。基本的に音がでかいから、耳栓は忘れないで。

岐阜は、駅の近くなら快適。名古屋から20分程度と近いし、初めて行った時は駅周辺の充実感に驚いた。

 

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大阪は、基本的に昼行バス。青春18切符期間は鈍行。(ちなみに名古屋からハシゴすることもしばしで、謝恩割がうまくとれると1500円で移動できて、すさまじいコスパを誇る)友達の家に泊めてもらうことも多かったけど、心斎橋周辺でコスパのいいビジネスホテルやカプセルホテルを見つけたので、夜遅くにインする時はそっちを。

関西は県と県がかなりタイトなので、連チャン参戦がとてもしやすい。名古屋との位置関係も良好。奈良に行った時は大阪に出て泊まった。京都と神戸の場合は、友達に泊めてもら(以下略)終電もかなりあるので楽。

 

残りは、個々に。

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北海道は、飛行機と宿のセットのプランを見つけて行った。2泊で22000円くらいだったはず。ただ、旅行も兼ねて行ったから、もっといい方法もあるかも。飛行機遠征は、きっとこれが最初で最後なので以上。

 

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仙台は、えきねっとというJRのサイトで30%オフの新幹線の切符を買った。行きは東京まで鈍行で出て、その後7000円程度になった新幹線に乗る。帰りは、全部鈍行で帰ってきたことがある…けど……今度は宇都宮に寄って帰ろうと思ってるので、たぶんいける。

 話に出たので、追加。宇都宮や高崎は鈍行利用。都内から2時間。余裕の近さ。はい。

 

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金沢は、行きは名古屋まで鈍行で出て、特急しらさぎで行った。帰りは、金沢から名古屋まで3000円くらいのバスで、あとは鈍行。特急しらさぎもなんかの割引で買った切符を使った記憶があるのだけど、一人で行ってすさまじく寂しかったので、たぶん、一人で行くことはもうないと思う、から、忘れた(笑)

 

徳島は、大阪まで出てバス。早割片道2960円だったはず。3時間程度の近さ。というわけで、次は高松に行きたいんだよ!

 

 

距離にもよるけど、一度の遠征でチケ代+宿泊費あわせて7000円は絶対にかかるから、あとは交通費をいかに安く済ますか。東京だと往復8000円、大阪だと往復6500円、名古屋だと往復3000円くらいのイメージ。

 

宿や高速バス比較サイト、割引切符の存在、長距離の場合のJRの乗り方などなどありとあらゆる方面から考えると、遠征も観光も移動も楽しいもんで。

ペットボトルのお茶を薬局やコンビニのプライベートブランドで買って、何十円を地味にケチるくせに、その土地の美味しいものは飲むし食べるしで、貯金ないけども。あと、ライブの前は◯◯館や展覧会に行くのが常。稼いだお金をどう遣おうと、今だけなんだからええやろ精神で3年目に突入。

 

おわり。

もっと西か南に向かいたい。あと半年でどこまで叶うか、乞うご期待。

 

きみは救えない

 

第三弾。今月、東京にいすぎ案件。

 

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7/31 ムロフェス 新木場コースト

曲数が少なかったのもあって、あっという間。tokyo surfはなんだか久しぶりだった気がしてテンション上がった。

久野さん「あまりにも雨を降らすので、ムロフェス出禁になったかと思いました」って言ってたの笑ってごめん。アルカラたいすけさん曰く「君らの時間、雨降ってたけどな」らしいので、野外では出させてもらえな おっと

あと、GATEをぶち込んでくるとは思わず。飯田さん「シネマの中で一番有名な曲を。歌える人は歌ってください」って、たぶん、音楽好きな人には有名な曲だよねって?マーク浮かべちゃいました。世間一般的には、今日やった一曲目が一番有名やぞ!水平線は夜動くが名盤なのは知ってるけどな!

 

実は、ムロフェスは個人的に出演バンドがゲキアツでして。普段、フェスは行かないんですけど、名前しか知らなかったバンドも見れて、行ってよかったって心から思えた。

ラッコに間に合うように到着。散々みんなに見て!って言ったから「リハからかっこよかった」と言ってもらえたの嬉しすぎたよねえ。階段の上からだったから、よく見えた。満足。

あと、チラッと見たバクシンも人の動かし方?ライブの作り方?そういう現場に行かないから新鮮すぎてやばかったし、リズミックは楽しいだけでいいんだ、楽しい以上になにか要るの?って思えたし、シナリオアートは世界観が確立されすぎていて、ピープルと対バンめっちゃよかったろうないいなって思っちゃった。

フェスらしくご飯やらかき氷やらも食べながら、休憩もしつつ。ちゃんと戻ってきたのはビーバーで、知ってる曲である証明も秘密も聴けて、フェスの強みを感じた。熱量にあてられて普通にライブに行きたくなった。

ちなみに改めて見たマイヘアは、めっちゃ受け入れられる!すき!ってなったので、中毒性があるようです。人気を実感したけど。

 

で、ムロフェスのわたしのメインと言っても過言ではないircle、レフトステージのトリ。まんまと沼ドボン。音源好きで、ライブに行きたいなって思って、フェスに行って熱量浴びて、MCも好みな感じで沼へようこそパターンは三年前にもクリープハイプでやってんだけど。懲りない奴だな?フェスの度になにか落ちてくるなら、フェスはやめるべき、破産する。

セブンティーンの時点で今日は本当にありがとうございましたって思ったのに、最後に本当の事がきて、やっちまったと心の底から思った。「フロアと心中するくらいの気持ちでなあ!こっちはやってんだよ!」って言われた時の、なんでわたしの気持ち知ってんの…というある種の絶望……行けるライブを必死で、それはもう必死で探して予定組んでる…

 

続くアルカラが大トリで、ムロフェスは閉幕。アルカラは貫禄ありました。久しぶりに見たけど、相変わらず好きだ。ジャパニーズロックアイシテル!

 

長い長い一日だったので、思ってるより疲れていたのか、次の日はまったく使い物にならず。ほぼ寝てました。

ちなみに、行ってないけども渋谷乙できゅーみりしねまだったんだぜ。

 

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8/2 外食 渋谷ラママ

一年に一度しかまともに見れていない気がする外食。大半のMCが下ネタだったのは、置いておいて。辻さんがめちゃくちゃ喋るので、普段も喋れば?って思ったことは内緒。貞子vs伽倻子の話、盛り上がりすぎ。

個人的には、東京カランコロンのカバーの 少女ジャンプ が聴けて大満足。外食をやるきっかけにもなった曲と飯田さんが言ってたけど、わたしが初めて外食で少女ジャンプを聴いた時なんて素敵な曲!と思ったら、原曲と全然違ったっていう思い出があって(笑)だから、今回は原曲を聴いたことある状態で、改めて聴けてよかった。辻さんが「カバーだけど、一曲一曲新曲くらいの気持ちでやってるから、原曲もまた聴いてみてね」って言ってたの、めちゃくちゃわかる。わたしにとって、シネマは、音楽の概念を覆しまくってくれる存在です、ほんとうに。

アートスクールのカバーの クロエ を経て、そして、やってくるアートスクールの闇……理樹さんの弾き語りのおかげでアートスクールにもうっかり手を出しそうです。が、警報が鳴るレベルで危険なのは重々承知。あと10秒での衝撃たるや。さすが自称・ロック界のメンヘラだと思いました。何曲か聴いたけど、逃げ帰りたくなったので、立ち向かえるようになったらお迎えする。

 

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8/3 渋谷乙

噂のほにゃほにゃ口数の落選で地獄を見た渋谷乙ワンマン。ちなみにツアーファイナルより申込数が多かったそう。

入場時のトラブルでなぜかフロアがSEを歌い上げるという謎の展開から開幕。前のSEは短くてトラブルあった時に困ったから変えたんですって発言を思い出す出来事だった。途中の「奇跡は起きない」って歌詞に気づいて、ふふと笑って待った。

仕切り直しでTalking Machineで始まった時は、一昨日行けなかった人への配慮か!?感謝!としか思えなかった。三島さん「人様の曲で始めるのはどうかと思ったんですよ」飯田さん「世論みたいに言わないでくれる?三人は大賛成だったからね」久野さん「そうそう、一曲目絶対当てられたくねえ!あっ これだ!くらいには盛り上がった」といったくだりもあったけど、なんでもいいんだ聴けたから(笑)

 

普段できないことしようってメンバープレゼンツの選曲ゾーンは、後にも先にもなく素晴らしくて。当然、本人たちが一番シネマの良さをわかってるわけです。

久野さんは、テーマなんて考えずに選んだからドラムがかっこいい曲ってことで、と一生聴けないかもと思ってたcockpit聴けた。境界線をやるあたりもファンのこと分かってんなって感想。

三島さんは「ぼくがかっこいいきょく」後で「全部ベースから始まる曲ってことが分かった(笑)」って言われてたけど、そんなところがいいところ。いたちごっこ以外はかなり久しぶりに聴いたなあって思った。でも、一年以内には聴いてるか。

飯田さんはメルヘンってことだったけど、ファンにはたまらない選曲だったんじゃないかな?と。ちゃんと練習してから臨んだ印象がすごくあるけど、どうやらはファン感以来で、その時よりちゃんと聴けてよかった。三島さんが「ここ、今から盛り上がるところですよ…」って小声で言ってたのには、どうノるんじゃ!ってツッコミたかったけど、好きだから仕方ない。許す。

辻さんはまさかの漢字三文字。待合室で嬉しくなったのも束の間、青写真!久野さん「辻が青写真好きで。やたらセトリに入れたがるんだけど、いつも却下されるんだよね」三島さん「いいですか?ツーマンとして、尺から考えて、やる曲は10曲。あなたがシネマなら、その中で青写真をどこに入れるか、逆に問いたい(低めの声)」飯田さん「こわーい!!」というくだりもあって、今後の登場は難しいことが分かったけど、また機会があれば聴きたい。ツアーでしか聴けないのかなって思う曲、多すぎ。 

 

あとは盛り上がって終わるって言われるがまま、激しい流れに飲み込まれていく……このへんの下手の押しがすごかったんだけど、上手は押しなかったって聞いた…わたしの中でexpという曲の存在は大きくて。この曲が出来たってことが、シネマにとってものすごい変化の象徴だと思うわけです。そんな曲が本編ラストを飾る。しあわせそうに演奏するメンバーを見て、シネマのこと愛しいと思って。「みなさんの声が、我々の力になります!」そう言ってくれるバンドを、ちゃんと好きでいたい、真っ当に愛したい、って思った。嘘くさい?わたしの言葉に説得力なんてありません(笑)

 

アンコールでは、三島さん「打ち上げ花火的な曲をやって終わります!」飯田さん「なんか言い方、チャラくない?いいねーいいねー?」三島さん「…みなさん、夏の思い出作りませんか!?!」から最高に上がる組み合わせを。

ワンマンだったのに本当にあっという間に終わっちゃって、もっと曲数やってよ えっ 20曲やった!?うそ!? くらいの自分がもはや怖かった。

帰りは、朝早かったくせにちゃんと飲みました。いいライブ見た夜は飲まないとやってられないというか、これ以上のしあわせになれる機会はなかなかないから大事にしたいというか。なんだかんだやめられる気もしなければ、やめる気もないです。

 

今回は、行きも帰りも青春18切符。宿は、東雲と赤坂ともにカプセルホテルで2500円から3200円程度。女性フロアあるところ最近増えたのか、早割でとるとレベル高めなとこにサクッと泊まれちゃいます。

 

次は、8月末。

しっかり働いて、しっかり稼いで、そろそろ未来と向き合っていきますか。入場時に挨拶されたり笑われたり敬礼されたりした中川さんに、ついに「無理しないでね、またね」と言われたので、気をつけまーす♡

 

大丈夫。

好きって気持ちは 自己責任 です!

水平線が夜に動いた

 

第二弾。地方遠征〜西編〜 です!

 

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7/22 奈良ネバーランド

MCでポケモンGOの話しかしねえ!は置いといて(笑)とにかく音がでかいハコ。佐保川を見た後なのもあって「夏の曲をやります」で into the greenが聴けたことに、奈良まで来てハイ正解って感じでした。この曲で完全に下手に居着くようになっただけあります。

MCで「地に足つけて自分たちの音楽を地元で鳴らしてる若手バンド」ってエイジのことを言った三島さんを、らしいなあって思って見てた。年齢なんて、上も下も関係ない、そうやってどのバンドにも、音楽に携わってるひとすべてに敬意を払う姿勢が、ほんとうに素敵。

ところで、ドセンにいたんだけど、みなさんは辻さんの動きっぷりにどう対処してるのか教えてください。本人や楽器を触ってしまいそうで、怖くて仕方なかった…

 

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7/23 徳島クローバー

遠征がやめられない理由がどう考えても、旅行が好きって精神にあると思ってるんだけども。いい町でした。すだちーーー!

時計台もだけど、なにより小さな食卓!どれほど聴きたかったことか!望郷からが多めな印象のセトリ。歌詞がすっごい重くて、当時のわたしが出会ったとして好きになっただろうか?と考え込んでしまうほど重いんだけど、いい歌詞でしかないんだよなあ。今のシネマが歌ってるから好きになったってのは、もちろんある。

珍しく対バン相手のTシャツを着ていた三島さん。「働きながら自分たちの音楽をやってて。リリースペースも落ちないし、ツアーは全国に行くし、音楽をやる者として一つの理想的な在り方だって尊敬してます」まさに、です。器用なんて言葉では片付けたくないけど、バランス感覚って大事だからすごいなと。

物販には、飯田さんが出てきてくれました。連チャンのライブでかなり心配だったけど、うまく歌えないことが悔しい でもその悔しさをお客さんに言うのもかっこ悪い みたいな葛藤がめちゃくちゃ垣間見えて、真摯なひとだと思った。きっと、今は今しかないの知ってて、また今度の今度は別物だって、下手したら今度なんかないって、誰より思ってるからなんだろうなあ。

 

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7/24 今池ハックフィン

overgroundが聴きたいって言っていた開場前のわたしよ、おめでとう。しかも、dramaからのcrysis maniacですよ!?!「あなたを救うため闇の中突き抜ける」って歌詞に通ずるものしかなくて、なんってよき展開を!と感動もの。

そこからの怒涛の流れも最高としか言いようがない。ツーマンだけど、かなり長めの尺でワンマン見たくらいの気持ちになった。

ラストの「敬愛するClimb The Mindにこの曲を捧げる!」で君になりたいをやるなんて、あーーーたまったもんじゃない。君になりたい は、わたしがシネマをもっとちゃんと聴きたいと思ったはじまりの曲でもあって、新参ながらに音源を揃えるきっかけとなりました。その時は、君になりたいがどんな気持ちになったら生まれるのかまったく分からなくて、でも今ではなんとなくだけど、分かるようになりました。正解か不正解かなんてどうでもいいんですが。(というか、そんなもんあってたまるか!)今の気持ちのことじゃないかって、ふと分かった時の、衝撃は、結構すごかった。

クライムももう終わり!?!ってなるくらい最高のステージで。萌える傘の下を継ぐ書き下ろしのSEも楽しみ。

 

ちなみに青春18切符を使って、奈良まで行き、終演後に大阪まで行って泊まり。翌日の朝、バスで徳島に行き、泊まり。徳島から大阪までバスで戻って、大阪から名古屋までは電車でした。

宿は、カプセルとビジネスホテルでどちらも3000円程度。大阪徳島のバスは早割で片道2960円でした。3時間程度と思ってたより近かった。参考までに。

 

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7/26 静岡アンバー

シネマイヘア。ということで。まさかの先攻に衝撃を受けながらも、海についてを静岡でやってくれたから許す…許すってなんだよ……

機材トラブルの関係もあって、シネマメンバーのマイヘア推しメンバーを知ることができたわけだけど、それぞれの言い方にキャラが確立されすぎていて、笑ってしまった。久野さん「俺が女の子なら椎木くんに遊ばれたい」三島さん「そういうこと考えたことないけど、顔のタイプで言ったらバヤくん」辻さん「こないだのツーマンの飲み会で…俺は!バヤくんのものになったんや!(酔って膝枕してもらったらしい)」飯田さん「俺はやまじゅんが好き!(そして曲へ)」ちなみにわたし含め周りのファンの方は、バヤさん推し多め。なんでだろう。

わたしはマイヘアもかなり好きなんだけど、この日ばかりはMCの感じがちょっと乱暴で、もちろん椎木さんがシネマをちゃんと好きでいてくれてることなんて分かってるんだけど、まあ、端的に言えば苛立ったわけです(笑)それでも熱量というか、勢いあるって嫌でも感じるライブだった。三島さん曰く「出る杭を打つのが遅すぎた」バンドらしいので。あと、この日に感じた「お前らはわたしの彼氏じゃねーよ」はマイヘアファンが多めだった雰囲気も関係してる、はず。

 

帰るときに、電車一本逃して30分くらい待ちぼうけして、静岡なんて地元じゃねえよばーか!ってやさぐれたのもいい思い出。

都会は電車来すぎ。いつの間にか生きる速度がガンガン上がる。

 

さて、最後の第三弾。再び東京へ。